地震 [日記]
観劇 [日記]
すでに1週間以上前の話になってしまうが、4月21日に芝居を観に東京へいってきた。
観劇のために上京っての、本当に久しぶりで1年以上振り。
観てきたのは大学時代の仲間がやっている一徳会の公演「丹夫人の化粧台/ひとり八つ墓村」と後輩達、農大劇研の「漂う電球」。
「丹夫人の化粧台」
原作を読んでから観るべきだったかな、と。謎解きに必要な情報はすべて盛り込まれていたので真相は理解できるのだけれど、1シーンまるごと抜け落ちて(つまり化粧台に秘密がありそうだから調べてみよう、というシーン)、いきなり謎な人物のモノローグなんで訳がわからなかった。いや、訳は理解出来るが、いよいよ盛り上がると行ったところだったので、いっきに醒めてしまった。化粧台に何かあるっぽいのは観てればわかる。しかし、なんでいきなり化粧台の秘密がその場に何の前触れもなく現れているのだろう。しかも、下沢はともかく高見は丹夫人を疑ってすらいないというのに、何で二人してその場にいたのか。下沢が化粧台を調べようとすれば、絶対高見は止めただろうに。それとも原作でも調べる意図は無かったのにたまたま出て来てしまったんだろうか。
という、構成上の不満を除けば、良質なお芝居だったと思う。ダンスも決まってたし。雰囲気も良かった。個人的に冒頭の男三人の意味が有るんだか無いんだか、よくわからない対話が良かったと。冒頭シーンが終わるころには物語りの中に入っていけたので。丹夫人も実に妖しくて良かった。
「ひとり八つ墓村」
ほ、ほんとに一人でやっている(驚)。といっても登場人物は三人でそれぞれが一人語り、若しくは答えることは無い人物に対する呼びかけ。
八つ墓村の事件内容を確認しているシーンはちょっと退屈だったが、でも無いとお話にならないし・・・。というわけで、後半の急展開までは若干退屈。しかし、その後の畳掛けは本当に凄かったなあ。面白かったです。
「漂う電球」
頑張れ、劇研(笑)。
今回はちょっと長かった。
舞台が広かった。
光が当たり切らなかった。
頑張れ劇研。
また観にいくよ。
研修 in 北海道
10月は、ほぼまるごと北海道に居りました。サービス学校という研修で。何するかというと、要するにうちの会社の製品たる農業用トラクタの修理技術向上に向けた研修なのでした。
10月1日、移動。ということで「セントレア」(どうも中部国際空港)といったほうがしっくりくる)へ。飛行機チェックインしようとしたら、何故かエラーで弾かれる。予約番号を確認しつつ繰り返すこと数回。・・・駄目。係の人にやってもらって何とかクリア。・・・幸先悪いなあ。
荷物を預けて時間も余裕だったので、空港をぶらつくことに。目当ては、理科の教材屋さん。店の名前忘れたけど本当に教材屋さん。恐竜の骨格模型や地球儀、天球儀。鉱石ラジオ。などなど。以前ここで小さい望遠鏡兼顕微鏡を買った。宮沢賢治や長野まゆみの物語にでてきそうな品揃え。帰りにまた寄って何か買おう。今は「行き」だし、混んでるし。
時間はまだあったけど、ゲートへ。本を読んで時間を潰す。ちなみに石田衣良の「アキハバラ@DEEP」実は再読。
面白いからいいよね。
で、時間きたのでいざ飛行機へ。
窓側の席。窓からジェットエンジンが見える。改めてみるとやはり大きい。
そんなこと考えてるうちに、飛行機が動き出す。
いまだに慣れないなあ、この加速。
離陸。急上昇。安定するまでは結構揺れる。
飛行中は寝て起きて読書の続き。窓の外はひたすら青。たまに下方、雲の隙間に陸地が見えることも。
北海道到着。で電車移動。北海道の車両は本州のそれとは作りがかなり異なる。やっぱり寒さ対策なんだろうか。
本日の宿へ。一緒に研修受ける仲間と合流。なんと本日は宿で夕食は出ないとのこと。夕食が用意してあるって聞いてたけど・・・ま、そんなことだろうとは思ったけどね。とりあえず本日はみんな(4人)で近所のファミレスへ。
まったく 明日からどうなることやら。(一応続く予定)
坂本 真綾 「夕凪LOOP」 [CD感想]
ひさびさのブログです。
昨日、ようやく買いました。夕凪LOOP。
管野よう子さんから離れてのアルバムということで若干不安だったし、実際ブログめぐりしててあまりいい反応はなかったみたいだったんですが、結局聴きたくて買ってしまいました。
で、感想ですが正直、良かったと思いました。僕は、いままでどちらかというと管野よう子さんのファンであり、その延長で坂本真綾さんの曲を聴いていました。そして真綾さんの声はとてもナチュラルでとりわけ個性的な声ではなく、それがとても自然に管野よう子さんの創る音に乗っていて心地よいと感じていました。が、今回のアルバムで、管野よう子さんの音でなくても坂本真綾さんは坂本真綾さんなんだと思いました。とても心地よい音であり声でした。今回は複数の作曲家と創ったみたいですが、こういう試みは面白いですね。この様子では、誰の曲でも真綾さんの歌としてしっかり歌いこなしてしまいそうですね。いろんなジャンルの曲を、真綾さんの声で聴いてみたいな、と思いました。
蛍 [日記]
先日、蛍を見ました。
仕事が終わった後、退社前に先輩と「健康のため」と散歩に出たのですが、田圃にいました、蛍。
実は蛍を見るのは初めてだったりします。本当に淡く、ゆっくり点いたり消えたりしてて、本当に奇麗でした。
蛍は田圃の一区画にしかいなかったです。
先輩曰く
「ここは水がきれいなんだ」
そうです。
今回は蛍が見れましたが、夜の散歩はなかなか風情があっていいです。
「宇宙へのパスポート」「宇宙へのパスポート2」 笹本祐一 [読書感想]
先週土日、後輩たちの芝居を観に東京へ。
現在僕は愛知県在住なんで公演には鈍行電車で5時間半程揺られていきます。
ちょっとした小旅行てかんじでドキドキです。まあ、結構毎回音楽聴きながら本読んでるとすぐ時間なんて過ぎてしまうんですが。
ちなみに今回は笹本祐一さんの「宇宙へのパスポート」「宇宙へのパスポート2」(ともに朝日ソノラマ)を読んでました。
この本はSF小説家笹本祐一さんの(というか宇宙作家クラブの)ロケット打ち上げの取材日記です。ま、旅行記も兼ねてる感がありますが。日本、そして世界の宇宙事業について詳しく、わかりやすく書かれてます。特に「2」の方の日本のロケット開発の歴史は興味深かったですね。日本には2つの機関(宇宙研とNASDA)があるがどうも役所の縄張り争いの結果であるらしいとか。宇宙研において「開発費が安く済む」という理由で固体燃料ロケット(一度点火したら最大出力で推力調整はどころかカットも出来ない。)を開発しているとか、政治的な理由から(兵器転用されるのではないかというネガティブキャンペーンをマスコミがろくに検証もせずに流したらしい)誘導装置の搭載はできず、基本的にはまっすぐしか飛ばない。結果、世界で唯一、観測衛星(非軍事)を軌道上に打ち上げることが可能な固体ロケットになってしまったらしいです。(世界の常識でいえば誘導装置のない打ちっぱなしのロケットを軌道にのせるのは不可能らしい)それを、宇宙研の人々は精密な気象に関する計測と綿密な計算で不可能を可能にしたらしい。すごい。なんか、お役所とか無理解なマスコミとか努力と工夫で不可能を可能にしたとか、日本らしいなぁと思ったりして。いい部分も悪い部分もね。
また、コラムで「軌道って何?」とかあって勉強になる。ともかく気楽に読めて、適度に知的好奇心を満足させてくれて、いい本に出会ったと思いましたよ。
お伽草子(1) [お伽草子]
「お伽草子」のDVDをレンタルしました。プロダクションIGの作品だって事以外、事前知識なしで、視聴。感想を書いていきたいと思います。(ネタバレ含みますので注意を)
今回は第1話「頼光」
時は平安時代。政治は公家が行いながらも、陰陽師が強い影響力を持っている。そんな中、地方豪族平定のため、武士が台頭してきた時代。
「源 頼光」とその家来「渡辺 綱」は京に平安をもたらすといわれる伝説の勾玉を土蜘蛛族から奪還するために常陸の国に向かう。次々に現れる刺客を何とか撃退しながら先に進んでいく。
一方その頃、京では申楽師「万歳楽」は帝の前で、舞を披露する。万歳楽の舞に満足した帝はお抱え申楽師に誘われるが京の荒れように、気をかける万歳楽は断り立ち去る。その直後、帝は急に病に倒れる。呼ばれたのは盲目の陰陽師「安部清明」。清明の薬で帝は落着く。
源家では旅立ったはずの頼光が病に伏せている。今、旅に出ている「頼光」は兄に成りすました妹の「光」なのだ。
「頼光(光)」は「綱」の提案で、体勢を立て直すために、近くの里に降りることに。
あらすじはこんな感じ。で、感想なんですがキャラクター原案 田島照宇なんですね。凄く綺麗。高密度な作画。地上波だったんだよね?これ。まずそこにびっくり。
第1話はまさに導入部。世界というか背景に関する直接的な説明が最小限なのに、ちゃんと伝わってきました。公家は陰陽師のいいなり、でも権力は欲しい。京に住む民は寂れているのに権力争いばかり。勾玉探しも陰陽師、というか清明の発案。清明は何を企んでいるのやら。そして武家は従わなければならない。「光」は兄を助けたい一心で旅にでる。兄譲りの弓の腕前とは言え人を殺めたことなどないだろうに。
そういえば、「頼光(兄)」と「万歳楽」って同じ声優さん(三木眞一郎さん)。何か関係があるのかな?